Instrumental™ Research #87
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夏至も過ぎてあっという間に今年も半分が終わってしまいました。以前にもお伝えしましたが、最近は子供の頃のように1年がとても長く感じるような時間感覚を、どうすれば取り戻せるのかを模索しています。
年を重ねるにつれて1年に対する割合が小さくなるので、1年が短く感じるようになるからだという「ジャネーの法則」は、自分ではコントロールできないため諦めます。しかし、大人になるにつれて日々の生活に新鮮さや刺激がなくなってルーティン化し、どんどん日常が流れていくように感じるので、何か新しいことを始めたり、新しい経験をする機会を増やせばいいとよく言われますが、そんなことは当たり前のようにやっているボクにとっては解決策になりません。
社会人になってからは仕事が忙し過ぎて、毎日徹夜でまともに休みも取れなかったこともあって、貴重な時間を無駄にしないために、仕事や家事を仕組み化するのはもちろん、様々なテクノロジーやサービスを利用して効率化し、浪費される時間と労力をそぎ落とすようになりました。しかしいくら時間を捻出したところで、次から次へと新たなタスクやプライベートの予定を詰め込んでしまい、結局は生活の密度が高くなって余白時間が無くなり、常に時間に追われている感覚がありました。
もちろん今ではそんな無茶な働き方はしなくなりましたが、テクノロジーによる効率化が進んだことで一人でこなす仕事は増え続けています。さらに自分の興味関心と会社の仕事の結びつきが以前よりも強くなったことに加えて、個人の仕事もこなしているため、気づけば何かしら仕事に関わること没頭していて、1日があっという間に感じることが増えた気がします。
「幸せな選択、不幸な選択 - 行動科学で最高の人生をデザインする」によれば、人は多く稼げるようになればなるほど、時給がより自分の中で強く意識されるようになり、何もせずに時間を無駄にすることが損としてより強く実感されて、幸せを感じる暇がなくなってしまうそうです。
昔から、仕事では生産性を高めてしっかりお金を稼ぎ、休暇では時間当たりの価値など考えず徹底的に遊ぶというメリハリを大事にして、自分なりに実践してきたつもりです。
アウトドアで過ごすことが好きでキャンプにもよく行きますが、テントを張ったり火を起こしたりと、本当に非効率なことばかりです。他にもサーフィンやスノーボード、ドローンを飛ばして夢中になって遊んだり、何時間もかけて行った旅先で海をボーッと眺めて何もしないこともよくあって、ゆっくりと流れる時間を感じることができていました。
しかし、一人暮らしの頃と比べて自分の時間が激減した今となっては、そう簡単にはいきません。
時間を無駄にしないための行動によって、ますます時間の経過が早く感じられてしまうのであれば一体どうすればいいんでしょうか。子供の頃のような時間感覚を取り戻すとまではいかないまでも、体感時間を長くするコツをもう少し自分なりに模索してみたいと思います。
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#1.人間にしかできない「創造」とは?:レイ・イナモトが考えるAI時代のクリエイティビティの行く先 | WIRED.jp
こちらの内容には概ね同意です。ボクは仕事でのクリエイティブワークでも積極的にAIを活用していますが、これまで人に頼んでいたことが、AIを使うことで自分一人で完結するようになり、仕事の範囲が拡がっている実感がありますね。ただ、結局は経験を積み重ねて自分自身の目を肥やさないと、AIによる出力の良し悪しを判断したり、使いこなすセンスは磨かれないので、作業的な仕事ばかりしていた人たちはAIに代替されてしまうと思います。