Instrumental™ Research #67
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今年も残すところ2ヶ月となり、東京はようやく肌寒くなって秋らしさを感じるようになりましたが、5月から約半年もの間ショートパンツを履いて過ごしていたことを思うと、年々夏が長引いているのを実感します。今後の日本は1年の半分近くが夏で、季節の変わり目として短い春と秋があり、残りは冬というように、日本は徐々に四季を失っていくんでしょうね。
さて、年を重ねるにつれて1年経つのが本当に早く感じますが、最近は子供の頃のように1年がとても長く感じるような時間感覚を、どうすれば取り戻せるのかを考えています。
19世紀のフランスの哲学者であるポール・ジャネーが発案した「ジャネーの法則」によれば、20歳の人にとっての1年はそれまで生きてきた人生の5%、50歳の1年は人生の2%、100歳の1年は人生の1%になり、1年に対する割合が年を取るほど小さくなるので、1年が短く感じるようになるそうです。
また、生物学的な見地では、幼いうちは心臓の鼓動が早いので体内時計は早く進みますが、年を取ると心臓の鼓動が遅くなることから、1年が短く感じると言われています。つまり、子供の頃は体内時計が早いので一定時間内に感じ取れることが多く、周りの環境は相対的に遅く感じるので時間を長く感じますが、逆に年を重ねて体内時計が遅くなると感じ取れることが少なくなり、周りの環境は相対的に早く進んでいるように感じるそうです。
子供の頃は初めて経験することばかりで毎日が新鮮ですが、大人になって様々な経験を積めば当然日々の生活に新鮮さはなくなります。なので1年を短く感じないためには、何か新しいことを始めたり、新しい経験をする機会を増やせばいいとよく言われます。
しかしボクは、社会人になってからも毎年のように何か新しいことを始めたり、常に新しい環境や仕事に飛び込んできました。毎年行ったことのない国や島に行くことをマイルールにしていて、子供が生まれる前は毎月のように思いつきで国内外色々なところに旅してきましたし、今は家族と一緒にするようになりました。知り合った人とこれまでやってきたことや、様々な場所へ訪れたことなどの話をしていると、「マサヤさんは一体何人いるんですか?」と驚かれることがあるほどです。なので少なくともボクにとってはこれが解決策とは到底思えません。
思えば子供の頃だって夢中になって遊んだり、何かに没頭していれば時間はあっという間に過ぎました。その反対につまらない学校の授業や先生の話などは、早く終わって欲しいと思っていたのでとても時間が長く感じられましたし、学生時代にしていたアルバイトもそこまで興味を持てなかったのでやはり時間が長く感じられました。その一方で誕生日やクリスマス、旅行や夏休みなどの楽しみなイベントは、早くその日が来て欲しいと思っていたのでとても時間が長く感じられました。
社会人になってからは、自分の興味関心と結びついていることをずっと仕事にしてきたので、仕事と私生活の境界が曖昧なせいか、いつも何かしら取り組みたいことに没頭しているという実感があり、1日があっという間に感じることが増えました。もちろん今でもつまらない会議は時間が長く感じられますし、旅行などの楽しみなイベントもありますが、いつも時間が足りないと思っているからなのか、子供の頃のように早く時間が経って欲しいとは思わなくなりました。
楽しい時間は早く過ぎて、つまらない時間はなかなか過ぎないのだとすれば、子供の頃は毎日つまらないことが多く、イベントを楽しみにいつも早く時間が経って欲しいと思っていて、逆に大人になった今の方が、楽しく充実した毎日を送っているということになります。
では、今よりもさらに体感時間を長くするには一体どうすれば良いんでしょうか。できるかどうかもわかりませんが、自分なりに模索している今日この頃です。
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