Instrumental™ Research #64
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#Recently
前回の配信でお伝えした通り、妻と子供が石見銀山大森町に保育園留学していたので、ボクもリモートワークと週末の休みを利用して数日滞在してきました。
保育園留学とは、自然が豊かな地域に家族で一定期間滞在しながら、子供を地元の保育園に通わせることで、都会ではなかなか味わえない自然の中での生活や、地域の文化や人々との交流を通じて、子どもたちの感性や社会性を育てることを目指すというものです。
ボクが行った時には、二人とも町の暮らしにすっかり馴染んでいて、妻はリモートワークの合間や休みを利用して周辺を観光したり、町の人たちとの交流を楽しんだりと、東京では味わえない田舎暮らしならではの魅力を満喫できたようです。
子供も毎日友達と広い園舎と園庭で遊んだり、自然の中を散歩して虫を見つけて捕まえたり、最終日にはみんなで電車に乗って遠足にも行くことができて本当に楽しかったようです。東京に帰ってきてからもまた遊びに行きたいと言っているので、良い体験になったと思いますね。
多くの地方では高齢化や過疎化が深刻な問題となっていますが、大森町は10年前から若い世代の移住者が増えているそうで、人口400人の過疎の町とは思えないほど活気があり、たくさんの子供たちが暮らしていました。お世話になった町の方たちもボクら家族にとても親切で、外から来た人を快く受け入れるというオープンな文化がコミュニティに浸透していると感じましたね。
小さな町の中にも美味しい食事ができる店がいくつかあるし、新鮮な食材や美味しいパンに加えて、クラフトビールやナチュラルワインを買える店もあり、食事で困ることはありませんでしたね。さらにカフェとコワーキングスペースを完備した図書館まであって驚きました。
せっかくなので世界遺産である石見銀山遺跡の「龍源寺間歩」にも立ち寄りました。江戸時代中頃に開発された長さ600mの坑道で、常時一般公開されていて小さい子供でも歩くことができます。坑道内は外気温との差が15度位あって肌寒く、狭くて腰を屈めながら歩くところもありますが、壁面にはノミで掘り進んだ跡がそのまま残っていたりと、当時の石見銀山の雰囲気を体感できます。子供が大きくなったら、ガイドツアーでのみ見学できる石見銀山最大級の坑道跡「大久保間歩」も歩いてみたいですね。
今回の滞在では、石見銀山のライフスタイルブランド「群言堂」が手掛ける古民家を再生した一棟貸し宿に宿泊しました。キッチンは家電や調理用品などの設備が充実しているので、自宅で過ごすように買ってきた地元の食材を使って料理ができます。風呂場や洗面所などの水回りもきれいで、普段都会のマンション暮らしに慣れた人にもストレスを感じることはないと思います。仕事はリビングダイニングのある2階でしましたが、静かな環境と窓から見える清々しい自然と町の風景のおかげで、かなり集中できて捗りましたね。
石見銀山に限らず世界遺産に登録されると、ブランド目当てに多くの観光客が訪れるようになりますが、極めてテレビ的で一過性に過ぎません。そんな中でも大森町は商業主義に走ることなく、自然や文化といった古くからあるものを守りながら、外から訪れた人が心地良く過ごせる町づくり、そして子育てに地域全体で取り組んでいるのを実感しましね。
地域再生も企業と同じくセンスが重要だと、緑豊かな自然と江戸情緒を残す石見銀山大森町で改めて感じました。
#Instrumental™
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