Instrumental™ Research #36
#Information
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#Topics
Recently – 近況
Instrumental™ – 更新情報
Thing – 購入したモノ
Spot – おすすめスポット
#Recently
明けましておめでとうございます。毎年正月のお互いの実家への挨拶は近くなので日帰りで済ませて、家族でのんびりと静かな東京の正月を満喫していますが、昨年末の休暇はサブスクリプション型貸別荘サービス『SANU 2nd Home』の八ヶ岳にあるキャビンに宿泊してのんびり過ごしました。
「Live with nature(自然と共に生きる。)」をコンセプトに、月額55,000円で八ヶ岳や山中湖、軽井沢や白樺湖など、東京からアクセスしやすい自然豊かなロケーションの中から好きな滞在先を選んで宿泊できるサービスです。会員登録、予約、チェックイン、チェックアウトという滞在に必要な全ての手続きをスマートフォンから行えるため、ホテルのようなフロントや運営スタッフの常駐は無く、まさに別荘のような完全にプライベートな滞在が可能です。
滞在先である八ヶ岳の拠点への移動は、高速道路の渋滞に巻き込まれたくなかったので、特急列車で最寄り駅まで行き、そこから連携しているトヨタのカーシェアサービスを利用しました。ハイブリッド車でスタッドレスタイヤもバッチリ装備している上に、『SANU 2nd Home』の会員は通常価格の半額で利用できて、ボクのように車を所有していないユーザーにはうれしい特典でした。
拠点の周辺には新鮮な食材を買える店や、美味しい食事ができる店がたくさんあり、車で少し走れば八ヶ岳や南アルプス、富士山など雄大な山々が見渡すことができます。スキー場もいくつかあるので、次回の滞在ではスノーボードを楽しみたいですね。
滞在したキャビンは、コンパクトながら大きな窓と高い天井が開放的で気持ちの良い空間で、木がふんだんに使われた有機的なデザインのインテリアと外に広がる木々の景色、本物の炎で暖まるペレットストーブなど、妻も子供も普段生活している東京のマンションと全く違う環境を満喫していました。
デスク脇にはボクも愛用している「Genelec」のパワードスピーカーが、『SANU』の世界観を表現したオリジナルプレイリストと共に設置されていました。この「RAWフィニッシュ」モデルはリサイクルのアルミニウムを塗装せずに使用したサステナブルなスピーカーで、音質の良さはもちろんですが、自然との共生という『SANU』の哲学を反映したセレクトですね。
キャビンは地球環境に配慮した「サーキュラー建築」という循環型の設計で、国産の間伐材を活用し、基礎部分はコンクリートを大量に使用する方式ではなく高床式になっていて、強度を維持しつつ風や水の通り道を確保し、土壌や生態系へのダメージを最低限にする工法を取っています。そして接着剤や釘を極力使わず、あえて解体可能なプレハブ構造を採用し、役目を終えた木材はチップや家具の材料として再生可能とのことです。また、建設するほど自然が豊かになるように収益の一部で植林を実施しているようで、リジェネラティブな取り組みが素晴らしいですね。
キッチンは、3口IHコンロやオーブンなどに加えて、調理器具や調味料を完備しているので、食材を持ち込むだけで気軽に料理することができます。コーヒーを淹れるための器具一式も揃っていて、コーヒー豆やナチュラルワイン、レトルト食品も用意されています。また、テラスの先には焚き火台が設置されたスペースがあり、星空の下で焚き火を楽しむことができましたけど。これまで世界中の様々なホテルに泊まってきましたが、置いてある備品のセレクトは合格ラインに達していると思いましたね。
今回『SANU 2nd Home』を初めて利用しましたが、自然との共生をコンセプトに掲げている通り、サーキュラー建築のキャビンやリジェネラティブな取り組み、サステナブルな備品のセレクト、カーシェアサービスと連携して移動手段を最適化したりと、都市と自然を行き来するライフスタイルを、環境に負荷をかけずに実現しようとする姿勢がとても共感できました。現在展開されているのは関東近郊だけですが、今年末までには北海道のニセコや奄美大島、淡路島などが新たに加わり、拠点数は約3倍に拡大予定とのことで、選択肢がかなり広がりそうで楽しみです。
都市で生活しながら、美しい山や湖、海から近い自然豊かな場所に別荘を保有してみたいという人は、自分も含めて少なくないと思いますが、維持するためには様々な費用と労力がかかる割に、年間で平均30日程度しか使われていないそうです。やはり毎回同じ場所に行くので飽きるし、経済合理性では測れない価値を見出せないと、たまにしか使わないものを所有することはできませんね。
ということでしばらくは『SANU 2nd Home』を通じて、都市と自然を気軽に行き来するライフスタイルを楽しんでみたいと思います。
#Instrumental™
毎年恒例のボクが毎日持ち歩くEDCアイテムをまとめました。身軽になれば移動しやすくなって行動力も上がるし、気分も軽くなるので新しいアイデアも生まれやすくなります。本当に持ち歩く必要があるのかどうかを見極めて、常にシンプルな状態をキープしたいですね。
混迷の2023年も残り僅かになって来ましたが、年末恒例のベストガジェットを発表しました。今年もいくつかの素晴らしいガジェットとたくさんのガラクタの中から、日々の生活を便利で豊かにしてくれたものをセレクトしてみました。