Instrumental™ Research #31
#Recently
東京都現代美術館にて開催されていた『Tokyo Art Book Fair 2023』に行ってきました。
国内外から約300組の独創的なアートブックを制作する出版社、ギャラリー、アーティストらが集結し、作り手たちが本の魅力を伝える展示即売会で、ゲストを招いてのトークショーや子ども向けのワークショップ、作家によるサイン会、ライブパフォーマンスなど多様なプログラムも展開され、アートブックの今を体験できる4日間のイベントです。ボクが行ったのは平日の午後でしたが、多くの人で賑わっていましたね。
その他にも協賛企業である「BAUM」「New Balance」「資生堂」が制作するフリーマガジンの特別ブースが設置されていました。現在ボクが暮らしている近所にコンセプトストア「T-HOUSE New Balance」があるため、ニューバランスの「Tokyo Design Studio」がプロデュースするフリーマガジン『NOT FAR』は創刊号から愛読しています。イベント期間中は店舗スペースが最新号の特集「アーキビスト」と連動した展示になっていて、同誌のアーカイブがセットになったオリジナルトートバッグをもらえる企画が実施されていました。
今では紙の本を全く買わなくなりましたが、以前に広告会社でアートディレクターとして働いていた頃は、仕事の資料として買ったデザインやアート関連の本などを蒐集していました。しかし東日本大震災をきっかけに可能な限り全てデジタル化して処分し、現在所有しているのは、学生の頃に買って実家に保管してあった今の自分の原点となる本や、仕事で関わった方の本など、本の体裁のまま物理的に残しておきたかった数冊だけです。
中の情報が必要ならデータで代替可能ですが、ふと思い出した時に物理的に触れて眺めていると、大型タブレットには無い紙の本ならではの質感や大きさなどを感じて、初心に帰って気持ちを新たにできると実感しています。身体感覚と深く結びついた記憶こそがリアルな本の最大のメリットなのかもしれませんね。残した本の中にはそれなりに価値が高くなっているものもありますが、全てが自身を形成している思い入れのある本なので、そういったことは一切気にしていません。
まだまだ紙でしか出版されていない本はたくさんありますが、全国の書店は1日1店舗が閉店していると言われていますので、この先紙の本が贅沢品になる日が来るのかもしれませんね。
#Instrumental™
『Insta360』が、ライカと共同開発したフリップ式タッチスクリーン搭載アクションカメラ『Ace Pro』と『Ace』を発売。
『Ace Pro』は、1/1.3インチのセンサーと35mm判換算16mm相当の広角レンズ「Leica Super-Summarit-A 1:2.6/16mm ASPH.」を搭載し、4,800万画素の静止画と8K/24fpsの動画撮影、4K/120fpsのスローモーション撮影が可能。
『Ace』は、1/2インチのセンサーを搭載し、静止画の最大記録画素数とレンズ画角は35mm判換算16mm相当で『Ace Pro』と同じですが、動画は最大6K/30fpsとなっています。
どちらも2.4インチのフリップ式タッチスクリーンを搭載し、磁気マウントシステムにより簡単にカメラの脱着やアクセサリーの切り換えが可能。最大水深10mの防水性能を備え、防水ケースを組み合わせることで水深60mまで対応します。さらに専用アプリを使えば映像から自撮り棒を消したり、Garmin製デバイスやApple Watchとの統合により、GPSや速度などのデータを動画にオーバーレイで追加することが可能。
価格は『Ace Pro』が税込67,800円、『Ace』が55,000円。これはかなり気になりますね。
Link » Insta360 Ace Pro
Link » Insta360 Ace
『Teenage Engineering』が、サンプラーを搭載したシーケンサー『EP-133 K.O.II』を発売。
サウンドを録音してサンプルやループを作成したり、フィルター、ピッチなどを微調整して自動化し、ステレオ・エフェクト、コンプレッサーなど、エフェクトを追加することもできます。単4乾電池4本、またはUSB-C経由で駆動可能。
同社のガジェットは「TX-6」を愛用していますが、機能というより思わず触ってみたくなるようなデザイン性の高さが魅力的ですね。
Link » EP–133 – teenage engineering
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#1.アルトマン氏、オープンAIのCEOに復帰へ 取締役会を刷新 - BBCニュース
「ChatGPT」を開発した『OpenAI』のCEOを解任されたサム・アルトマン氏ですが、結局同社のCEOに復帰することで合意。ガバナンス体制を再構築するために取締役会も再編されるそうです。スティーブ・ジョブズがアップルを追い出された話を彷彿とさせますね。