Instrumental™ Research #13
#Recently
東京は相変わらず毎日厳しい暑さが続いていますが、もうすぐ「土用の丑の日」ということで、近所の日本橋にある老舗『うなぎ割烹 大江戸』に家族で行ってきました。情緒溢れる和空間で、創業200年以上を誇る伝統の鰻を堪能できます。ボクは子供の頃から夏バテとは無縁ですが、きっての鰻好きということもあり、夏と冬の土用の期間に名店で美味しい鰻重を食べるのが長年の習慣になっています。
うなぎ消費がピークになる「土用の丑の日」ですが、この日に鰻を食べるようになったのは、江戸時代の学者「平賀源内」によるキャッチコピーからだと言われています。当時は夏の鰻は痩せてて美味しくないと言われていて、夏の土用の時期になると鰻屋の売り上げは激減していたそうです。困った鰻屋が平賀源内に相談すると、昔から丑の日に「う」の付く食べ物を食べると夏バテしないという風習があったことから、「土用の丑の日は鰻」と書いた張り紙を店先に貼っておくように勧めたところ、そのうなぎ屋は大繁盛し、次々と他店も真似するようになったそうです。
現代の流通している鰻の99%は養殖で、海で捕獲した稚魚を1年中温度管理されたビニールハウスで育てているため、季節による味の違いはほとんど無いそうですが、当時の風習が今日まで続き、全国の鰻屋はもちろん、デパートやスーパー、コンビニやファストフード店でも「土用の丑の日」のキャッチコピーと共に鰻が販売されるほどの国民的な行事になるとは、きっと「平賀源内」も想像していなかったに違いありません。




鰻の国内漁獲量は減少し続け、10年前には国際自然保護連合によってニホンウナギは絶滅危惧種に指定されましたが、さらに近年は気候変動の影響による海水温の上昇や海流の変化が、鰻の産卵場所および回遊経路に大きな影響を及ぼす可能性が指摘されています。
美味しそうに鰻重を食べる子供を見ながら、こうして鰻が食べられるのは後どれくらいなんだろうと心配になりましたが、日本の少子化と人口減少が止まらないことを考えると、いつか日本人も鰻と同じように絶滅危惧種になる日が来るのかもしれませんね。
#Instrumental™
最近使い始めた、アルミニウム製のミニマルなデザインが美しい『Varia』のコーヒースケール。
モバイル用にもバッチリなコンパクトサイズで、エスプレッソ用とハンドドリップ用のオートモードが複数用意されていて便利です。USB-C充電に対応し、スケールを保護するのに役立つシリコン保護パッドとトラベルケースが付属します。
グッドデザインでハイスペックなコーヒースケールと言えば「Acaia」が有名ですが、こちらの方が価格と性能のバランスが良いですね。色は愛用しているコーヒーグラインダー「Option-O Lagom Mini」に合わせてシルバーにしました。
Link » Varia AKU Scale
#Contents
DJIが7月25日22時に新製品を発表。ウワサ通りなら『DJI Air 3』ですかね。